加工数送信機を設置やテストには、サポート用の周辺機器もいろいろ作成する必要があった。
今回は、それら小物の紹介をしたい。
工場内は、環境の整っている開発現場とは異なり、電源や机すらない場合も多いので、それを踏まえて準備する必要がある。

○盤からの配線チェッカー
から取り出したケーブル(電源や信号線)の配線検査するチェッカー基板。
接点がONの間、緑のLEDが点灯する。電源電圧の測定がしやすいようにチェック端子も装備している。

○加工数送信機への電源供給と擬似接点入力基板
機械に設置した加工数送信機と接続し、バッテリーで駆動する装置。
工事中は機械電源が落ちているので、別に電源を確保しなければテストができない。
また、送信テストをするには、機械を動かしてプレス動作をさせてみる必要があるが、この装置を使えば、ボタンで擬似的に接点ONを送信機に送ることがができる。

○分配ボックス
機械からの配線を2つに分配するもの。2台の加工数送信機に同じ信号を入力させることにより、電源トラブルや加工数の検証を行うことができる。

○PC接続用コントローラー
PCから接点信号を送り、3台の加工数送信へ、それぞれ信号を送るための装置。
PCを擬似的に加工機械の代わりにすることにより、加工数送信機の長時間の動作確認等、さまざまな条件を作り出して、テストすることができる。