1字違うと別な部品

この業界の部品は、型番の文字が1つ違うだけで別な部品になってしまいます。しかも返品ができません。また、非常に種類が多いため品名だけでは注文できず、必ず型番が必要になります。また、納期も金額もロットも販売店によって異なります。部品によっては、本体と付属品が別の型番で、本体だけでは組付け出来ない場合もあります。

部品管理できてる?

このように部品の仕入れといっても、さまざまなハードルがあり、きちんとした部品管理が必要です。誤発注すれば、すべて損失です。したがって、この業界は個人事業主も多いのですが、管理や支払いの問題で仕入れができない盤屋も多いのです。
では、そのような盤屋は、どうやって部品を調達するのかというと、客先(盤の発注元)から支給してもらうのです。

発注元は自社のロスを知らない

ところが発注元自体、部品管理がきちんとできていない場合も多々あります。近年は、部品知識の乏しい派遣社員が発注担当しているケースもあり、誤発注が増えている話も聞きます。いくら外注工賃が安くても、支給品でロスが発生すれば高いものになってしまいますが、もともと部品管理がいいかげんなので、発覚することもありません。